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SEOを強化!重複コンテンツに記述しておきたい、canonicalタグのおさらい

2016年4月6日

SEOを強化!重複コンテンツに記述しておきたい、canonicalタグのおさらい

SEOにおいて、コンテンツの重複は避けたいものです。ですが、特にECサイトなどではほとんど同じ内容のページが自動生成されてしまうことが当然のようにあります。
そこで活用したいのが、canonicalタグ。
canonicalとは、WebページのURLを正規化するタグです。ほとんど同じコンテンツのページがサイト内に存在する場合に、どちらが正規URLかを検索エンジンに伝え、優先的に検索結果に表示させるものです。
また、301リダイレクトと同じような効果をもち、リンク等のSEO資産を受け渡すことができます。

■canonicalタグを使うべきケース

  • 商品を並び替えただけのページ
  • 商品の色違い、サイズ違いなど、コンテンツがほぼ同じページ
  • PC用、スマホ用で異なるURLを使っている場合
  • 同じコンテンツで、URLにパラメーターが付与されるページ
  • index.htmlあり、なしの両方でリンクされている場合

■canonicalタグの使い方

例えば、あるサイトのトップページが
http://example.jp/
http://example.jp/index.html
という二通りのURLでアクセスされているとします。

このURLを一つにまとめたい場合、トップページの<head>内で次のように記述します。

<head>
<link rel=”canonical” href=”http://example.jp/” />
</head>

■色違いやサイズ違いなどのページの正規化

色やサイズが違うだけで、コンテンツがほとんど同じページには、メインとするページ以外に、canonicalタグを使用します。
例えば、かばんのカラーバリエーションが白、赤、黒で、白のかばんを標準として扱いたい場合は、<head>内にそれぞれ次のように記述します。

赤のかばんのページ:<link rel=”canonical” href=”http://example.jp/bag/siro” />
黒のかばんのページ:<link rel=”canonical” href=”http://example.jp/bag/siro” />

canonicalタグで記述された白いかばんのページは、検索エンジンに正規のURLとして認識され、赤と黒のかばんのページと重複コンテンツ扱いになることを防ぎます。

■PC用ページとスマートフォン用ページの正規化

PC用とスマートフォン用で異なるURLを使っている場合も、検索エンジンに正しく評価されるよう、canonicalタグを使うことをおすすめします。

例えば、URLを次のように分けていたとします。

PC用URL:http://example.com/
スマートフォン用URL:http://example.com/sp

それぞれのページの<head>内に、次のように記述します。

PC用ページ

<link rel=”alternate” href=”http://www.sample.com/sp/”>

スマートフォン用

<link rel=”canonical” href=”http://www.sample.com/”>

PC用のページには、rel=”alternate”という属性を使用します。
alternateは「代替物」という意味で、「http://www.sample.com/sp/」というスマートフォン用のページが代替として存在することを検索エンジンに伝えます。
スマートフォン用にページにはcanonicalタグを使い、PC用ページが最優先であることを伝えます。

※注意点
トップページにのみcanonicalタグを記述するのではなく、PC用ページに対応する全てのスマホ用ページに記述します。

canonicalは2009年からサポートされているタグですが、スマホサイトがスタンダードになってきた今、もう一度、正しく記述できているか確認してみてはいかがでしょうか。