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WordPress パーマリンク設定について

【Wordpress】WPをインストールしたら、最初にやっておくべきパーマリンク設定

WPで一つ目の記事を投稿する前に設定しておきたいのがパーマリンク設定。デフォルト設定のまま使い続けると、後で悔やむことになるかも。どのような形式にするかしっかり考えて、一番最初に設定しましょう。

パーマリンク変更が危険な理由

パーマリンクとは、それぞれのページのURLです。リンク時に使用する文字列となりますので、一度設定したら以降は変更しないことが原則。安易に変更してしまうと、メールやFacebookでシェアしたURLが全てリンク切れとなり、アクセスできなくなります。また、他のサイトやFacebook、Twitterなどからせっかく得たリンクも同様に切れてしまいます。もちろん、SEOの観点からも良くありません。

記事やカテゴリーが増えた時はどうか、リンクを文字列として見た時はどうか、ということも考慮に入れ、問題なく使い続けられるパーマリンクを考え、設定しましょう。

種類別に見るパーマリンク

では、いくつかパーマリンクの例を見てみます。
パーマリンクは、ダッシュボードの「設定」>「パーマリンク設定」から設定できます。

・デフォルト

最初からいくつかの形式が用意されており、デフォルトで設定されているのが

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という、投稿IDによるもの。投稿IDは決して変わることがないので、恒久的なURLという点から考えると、これでも問題はありません。しかし、見る人にとっては意味のない数字なので、視読性に欠けるという難点があります。URLからは、どんな記事が書かれたページなのかを想像することはできません。

同じ理由で、
数字ベース http://sample.com/archeves/123(投稿ID)
も読みづらく、印象に残らないパーマリンクと言えます。

・投稿名

パーマリンクに投稿名を含めるタイプは3つ用意されています。
日付と投稿名 http://test.com/2014/04/25/sample-post(投稿名)/
月と投稿名 http://test.com/2014/04/sample-post/
投稿名のみ http://test.com/sample-post/

日付や投稿名もまた、カテゴリ数や記事数に左右されない、一意のURL。分かりやすく、検索結果画面でも日本語で表示されるというメリットがあります。
ただし、日本語URLをコピーして貼付けた場合、エンコードの関係で以下のように意味不明の長い文字列に変換されてしまいます。

投稿名を「日本語の投稿名がパーマリンクに含まれる場合」とした場合
http://hogehoge.com/wp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%8A%95%E7%A8%BF%E5%90%8D%E3%81%8C%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AB%E5%90%AB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%A0%B4%E5%90%88/

意味が分からない上に、見た目もよくありません。
スマートフォンなどのメールに貼付けると、URLだけで画面全体が埋まってしまいそうです。

・カテゴリーで分ける

あらかじめ用意されてある設定以外に、自分で自由に設定できるカスタム構造もあります。
構造タグを使用して、好きなパーマリンクを設定していきます。
例えば、カテゴリーと投稿名を組み合わせる場合、
http://test.com/ %category%/ %postname%
となります。

ただし、カテゴリーをパーマリンクに含める場合にも欠点があります。
例えばカテゴリーを変更・削除した場合に、前述のようにリンクが切れてしまうということです。
ブログ形式のサイトであれば、カテゴリーの変更はないと言い切れません。

記事ごとに設定する

投稿名をパーマリンクに設定しておき、投稿する際に手動で英語表記に直すというもの。
英語に直す場合は、文章で英訳するのではなく、キーワードに分け、単語をハイフンで区切る方法が最も簡単で分かりやすいでしょう。URLに意味を与えることができるので読みやすく、また、恒久的に使えます。

ただ、設定に手間がかかる、という点では今ひとつ。記事を量産したいのであれば、ここで時間をとられたくはないですね。

以上のように、どれも一長一短なパーマリンク設定。じゃあどれにすればいいの?というと、やはりサイトの種類や使い方によるでしょう。
作ろうとしているサイトが企業サイトなのか、個人の日記用ブログなのか、情報系ブログなのか、どれくらいの頻度で更新をするのか、それによって自ずと選択肢はしぼられてくるはずです。
メリットデメリットをよく考え、それぞれのサイトに適したパーマリンク設定を行いましょう。